チーク
(Tectona grandis)
風雨や水に強いチーク材は、上質であるとともに磨き上げたような美しさがあります。
チーク材は、当社のアウトドア家具コレクションの中心となる素材です。このエキゾチックな広葉樹は、温かみのあるグラデーションが愛されてきました。黄金色がかった茶色の地の部分が、年輪に沿った濃色のストライプと美しいコントラストを作り出します。
細かい木目で弾力性に優れたチークは、油分が多く、無塗装でも傷むことなく何十年も使い続けることができます。菌類、害虫、湿気によるダメージに対し天然の耐性があることから、ボート製造、建築物のエクステリア、アウトドア家具のデザインに自ずと愛用されています。切断されたばかりのチーク材は、ピンクがかった緑色をしていますが、日干しにすると光を吸収し、美しい黄金色へと変化します。
家具に合わせた処理
カール・ハンセン&サンでは、最小限の仕上げにより、各木材の特性を最大限に引き出せるようにしています。チーク材は天然の防水素材です。そのため、アウトドア家具コレクションに使用するチーク材は未処理のままです。何年にもわたって風合いを増したチーク材は、やがて銀灰色となります。屋内用のチーク材家具にはオイルで表面処理を施し、赤褐色に仕上げます。それは温かい輝きを放つ均一な色調へと風合いを増していきます。
チークについて
家具作りにおける特性
チークは弾力性に富んだ木材で、油脂が多いため耐候性と耐久性に非常に優れています。
また、カビに対する抵抗力が非常に強いため、アウトドア家具に最適です。
原産地
チークは熱帯原産のエキゾチックな木材種です。
カール・ハンセン&サンでは、責任あるパートナーが供給するFSC認証 (FSC-C135991) のチーク材のみを使用しています。
成木の大きさ
チークの成木は、高さ40メートル、直径120センチメートルにもなります。
硬度
重量は木により異なりますが、平均重量は約630 kg/m³です。
外観
カール・ハンセン&サンでは、チークの心材のみを使用しています。
未処理のチーク材は、燃えるような黄金色をしています。
チークは年輪に沿って濃いストライプがあり、躍動感のある外観となります。
色調と木目の幅は、同じ幹から取れたものでも大きく異なる場合があります。
表面処理
カール・ハンセン&サンでは、チーク材を未処理のまま、あるいはオイル仕上げでお届けしています。
油脂の多いチーク材は、表面処理の必要がなく、未処理のままでも傷まずに、何十年も長持ちします。
未処理のチーク材は、表面が銀灰色となります。
オイルで仕上げたチーク材は赤褐色となり、温かい黄金色に輝きます。オイルで仕上げていないチーク材は、時を経るにつれ風合いを増し、銀灰色となります。