安藤忠雄
日本の伝統美と西洋のモダニズムを融合させた独特の建築哲学
大阪に生まれた安藤忠雄は、機能にフォーカスした、ミニマルな革新的デザインで知れています。
世界を舞台に活躍する日本を代表する建築家、安藤忠雄。日本の伝統美と西洋のモダニズムを融合させた独特の建築哲学で知られています。大阪に生まれ10歳の時に地元の大工に弟子入りした安藤忠雄。幼少からデザインへの興味を抱いていました。
飛行機や船の模型の製作を通して、木材という素材の資質と可能性を学んだという安藤。その修業の仕方は若干変わっていました。雇用主から学ぶというよりも、自分一人で仕事をしながら学ぶことを望んだのです。
安藤の建築への関心は、ル・コルビュジエのスケッチを掲載した書籍を購入した15歳の時に芽生えたと言います。ル・コルビュジエへの傾倒は現在も変わらず、自身の建築をル・コルビュジエ的な観点から評価することも少なくありません。デンマークのデザインをはじめ、北欧的なデザイン哲学にも多大な影響を受けています。
斬新でミニマルで、機能性を追求した彼の建築にも顕著に表れています。自然と調和した伝統的な日本の暮らし方は、北欧のライフスタイルと共通していると言えます。
ハンス J. ウェグナーのデザインを高く評価する安藤。
自身の建築にウェグナーの家具を数多く使用するほか、ウェグナーへのオマージュからラドリームチェアをカール・ハンセン&サンとの協働で発表しています。
この協働の基盤となっているのは、完全主義者の安藤忠雄の要求に応えるだけのカール・ハンセン&サンの高い技術。世代を超えて育んできた職人技巧の伝統です。
日本をはじめ、世界各国で安藤忠雄が関わった建築プロジェクトは150以上。
住吉の長屋(大阪)、地中美術館(直島)、ピューリッツァー美術館(セントルイス)、テアルマーニ・アトロ(ミラノ)などが代表作としてよく知られています。
安藤忠雄はその才能溢れる建築で国際的に高く評価されています。また、Carlsberg Prize (1992年)、Pritzker Architecture Prize (1995年)、Premium Imperiale Award (1996年)、Royal Institute of British Architects Gold Medal (1997年)など数々の賞を受賞しています。
Our designers
カール・ハンセン&サンの製品を選ぶことは、単に家具を買うことと同義ではありません。それは、美しく磨き抜かれたクラフトマンシップの長く誇り高い伝統の一部になることなのです。私たちはハンス J. ウェグナーのデザインを世界で最も多く製作する家具メーカーであるとともに、アルネ・ヤコブセン、ボーエ・モーエンセン、オーレ・ヴァンシャー、コーア・クリント、ポール・ケアホルム、ボディル・ケア、安藤忠雄など、名だたる家具デザインの巨匠たちの作品も製作しています。100年以上にわたる豊かな歴史を誇るカール・ハンセン&サンは、デンマークデザインを代表する家具を世界中で販売しています。