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Why human-centered design is an integral part of a modern workspace

『仕事に費やする時間が今までになく増え続ける今日、働きやすい空間を創り出すためにはそこに働く人を中心に据えた設計、 インテリアデザインが不可欠。そしてそれは企業の価値観を問うものです。』と建築家、セヴィル・ピーチ氏。

時代に即したモダンなワークスペースを創り出すには、よく考慮された戦略、デザインコンセプトが不可欠です。今日、仕事は個人のアイデンティティの大きな割合を占めるばかりでなく、人生の多くの時間を費やす活動でもあります。そうした意味でもワークスペースは、人間の体や動きや感情も考慮したものでなければなりません。
そうした空間は人のやる気を起こさせ、仕事の効率を上げるほか、仕事に自信が芽生え、前向きになる環境となります。

「ITシステムの導入でワークスペースはこれまでになく大きく変化しました。働く人たちに愛される企業になるためには、ポジティブな雰囲気に溢れ、家にいるような心地よさのある仕事空間を創り出すことが求められています。

そして家具やインテリアもそうした目的のために選ばれなければなりません。」と、ロンドンの建築事務所SevilPeach Architecture + Designを主宰する建築家 セヴィル・ピーチ氏は語ります。

オフィス、ワークスペースのデザインに特化し、よりよい仕事空間を求めるクライアントの要望に応えるべく数々のプロジェクトを成功させてきたセヴィル・ピーチ氏。
企業のビジョン、組織、人間関係を考慮し、働く人々をサポートする仕事空間と、これまで様々な機能的な空間を作り出してきました。
カール・ハンセン&サンとの協働では、弊社のコレクションを理想的なワークスペースにどう使用できるかをデザイン、素材など、様々な面から探求しています。

人を中心にしたアプローチ

理想的な仕事空間に求められる家具としての条件をすべて満たす、カール・ハンセン&サンの家具。すべての家具が使用する人の体を考慮し、求められる要求に応えられるよう、人間工学に基づき機能的にデザインされています。それぞれのデザイナーによる全ての製品に共通するのは、優れた機能を備えている点です。
これはモダンデザインの主流とも言えます。

デンマーク・モダンデザインの父と称されるコーア・クリント。
様式よりも機能や使い勝手を軸にデザイン、設計を展開する、機能主義を唱え実践した最初のデンマーク人デザイナーです。
クリントの抜きんでた才能の一つは、プロポーションの空間の把握。使用する人を最優先した、人体に合った家具デザインを展開しました。
空間における家具の在り方にも配慮し、家具は空間を支配するものではなく、機能とフォルムを通して空間に調和するものでなければならないと考えていました。

新しくカール・ハンセン&サンとの協働を始めた米国人デザイナー、ブラッド・アスカロンも同様です。一般住宅、公共施設、そして仕事用の空間と様々な場所に自然と馴染む家具をデザインするアスカロン。

デザインの基本となっているもクリントと同様に人、使用者の人体、ニーズといったものを基盤にデザインを展開しています。

セヴィル・ピーチ氏によると、「都市や建築、そして構造体の状況を、分析、尊重、強化することが私たちの仕事の大事な要素です。既存の建築物をベースにした依頼が多いため、私たちが理想とするデザインを与えられた課題に合わせて修正していきます。家具の選択に際しては、質、使用感、見た目の印象、そして機能といったことを考慮します。」とのこと。そういった課題を通して、カール・ハンセン&サンの名作コレクションと自身のデザイン哲学との共通性を模索します。

ピーチ氏はさらに続けます。「ワークスペースやその家具を見直してみると、一般的に明確なアイデンティティや細部への考慮が欠如しているように思います。
しかし、年月をかけて構築された、カール・ハンセン&サンのコレクションは、タイムレスともいえるよく考慮されたデザインで構成されています。背景にしっかりとしたストーリーを持つ家具を選択することは、サステナビリティにも優れ、長い目で見ると素晴らしい投資と言えます。」

また、家具のコミュニケーション能力についてもコメントしています。

「質の高い家具をワークスペースで使用することは、従業員の状況、働きやすさに配慮のある企業であるということの反映です。
さらにそうした伝統あるデザインを選択することでサステナビリティにも関心のある企業であるということをアピールすることになります。」と、

セヴィル・ピーチ氏は、世界的に知られたハンス J. ウェグナー、ボーエ・モーエンセン、コーア・クリント、
ポール・ケアホルムといったデザイナーの家具を例に挙げて説明します。

従業員、経営陣、顧客、そして消費者が企業に対し、商業施設、ワークスペース、オフィスへの要求を高める中、そうした空間の建築やデザインこそが企業の意向や価値観を示す時代になっています。

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