ロンドンのイズリントン地区の中心、St John Street と Pentonville Roadの二つの通りが交差する場所にあった80年代の古びた建物をモダンなオフィスビルに再生したのは、ロンドンを拠点に30年に渡り、エクスクルーシブなオフィスビルを専門に手掛けてきたデベロッパー会社のDerwent London社。設計は、Allford、Hall Monaghan Morris Architectsが担当しています。
Angel Buildingは竣工を待たずして、全室が契約済みとなった人気のオフィスビル。2010年に完成して以来、 いまや20を超える建築賞の数々に輝いています。
再生にあたり古い建物から残されたのは、コンクリートの構造材のみ。ガラス張りのファサード、フロアの増設など、見事に変化を遂げています。特に中庭はアトリウムとして再生され、ラウンジ、飲食店が多くの人を集める、このビルの中核を成す場所となっています。
建物に入り、さらに進むと大きなアトリウムに入ります。すぐにその美しいプロポーションと自然素材、そして豊かに降り注ぐ気持ちのいい自然光に圧倒されます。床には整然とチェック模様に配置された白色系の人工大理石、内壁と柱はコンクリートのむき出しとなっています。そしてこの空間の中心となっているのが、22メートルの高さを誇る漆黒の彫刻「Out of the Strong Came Forth Sweetness」。スプーンから流れ落ちる蜜をイメージしたIan McChesneyの作品です。アトリウムの中心に位置し、座れることからラウンジとしての機能も果たしています。
アトリウムの左側、少しフロアが下がった場所に位置するのがレストラン。床材はパインの板材、シンプルなテーブルはオーク材。ベンチ、そしてYチェアもオーク材となっています。そしてアトリウムに面した上層階には家具をゆったりと配置したラウンジを完備。明るめの素材で製作された、彫刻的なラウンジチェアCH07シェルチェアとコーヒーテーブルCH008がセットで置かれています。
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Headquarters
The Department Store
荒廃した1900年代初期、エドワード王朝時代の百貨店ビルを元々の状態に戻し、壮大で華麗な当時の職人たちの素晴らしい仕事ぶりを日の目にさらす。これが、Squire & Partner´s の新本社屋です。
Vineyard
Podernuovo Vinicola
イタリア、シエナの南東100 km に建つ美しいワイナリー、Podernuovo srl Società Agricola。樹齢を重ねたオリーブや、ブドウが見渡す限り広がる田園地帯に位置しています。
Restaurants
Restaurant Novi
日中はエスプレッソバー、夜はカクテルバー兼ポップアップレストランとなるカジュアルな バー&レストランNovi。ケンブリッジの中心街に新しく登場した今話題のスポットです。
Hotel
Hotel Danmark
1848年に建立された建築家Gottlieb Bindesbøllによる、トーヴァルセンミュージアムにインスピレーションを得ています。内装デザインを手がけたチームは、デンマーク黄金期の家具を使用し、トーヴァルセンミュージアムを彷彿させる世界観を創り上げています。
Residences
Villa in Cape Town
鮮やかに降り注ぐ太陽光、そして調和する白、黒、そしてグレーのモノトーン。質の高い家具が、1929年に建立された南アフリカのコテージを、統一感のあるマルチユニットのモダン住宅に再生しています。
Hotel
Hotel SP34
デザインホテルSP34のオーナーは、ゲストがくつろぐ家具を一新することで、ホテルのサービスをさらにアップグレード。 さらに、中庭を建物に取り込みことで、ストリートの感覚をホテルに取り入れています。
カール・ハンセン&サンの製品を選ぶことは、単に家具を買うことと同義ではありません。それは、美しく磨き抜かれたクラフトマンシップの長く誇り高い伝統の一部になることなのです。私たちはハンス J. ウェグナーのデザインを世界で最も多く製作する家具メーカーであるとともに、アルネ・ヤコブセン、ボーエ・モーエンセン、オーレ・ヴァンシャー、コーア・クリント、ポール・ケアホルム、ボディル・ケア、安藤忠雄など、名だたる家具デザインの巨匠たちの作品も製作しています。100年以上にわたる豊かな歴史を誇るカール・ハンセン&サンは、デンマークデザインを代表する家具を世界中で販売しています。