古くから続く大きな農園が広がるスウェーデンの田園地帯の丘に建造されたバロン・ハウス。設計は英国人建築家、ジョン・ポーソン。白を基調としたインテリアと軽快でオーガニックな家具が美しい邸宅です。
白い色調、極上のディテール、自然光、そして精巧なインテリアが特徴とされる建築家、ジョン・ポーソン。独創的なモダンデザインを追求し、ミニマリスティックな無駄のない建築とデザインで知られています。
ポーソンが重視するのは、住宅、修道院の設計からカトラリーのデザインにいたるまで、テクスチャー、プロポーション、反復、幾何学、そして様式美です。
無駄を省き、本質を突き詰めることで建築に新しい息吹を吹き込むポーソンのデザイン。スペースの広がり、光、素材を通じ、ストレートに人々に訴えかける空間を創造するアプローチです。視覚的要素、素材使いへのこだわり、さらにポーソンならではの「間」の追求が、爽快な安らぎに満ちた建築を創り出しています。
スウェーデン南部スコーネ地方に建てられた邸宅バロン・ハウスも例外ではありません。伝統的な地元の建材や建築様式と高い窓や白の内壁といったモダンな要素を融合させ、新しい解釈でデザインされた、
ミニマリスティックながら温もり溢れるファームハウスです。
温かく人を迎えるダイニングルームを目指し、ポーソンは、ハンスJ.ウェグナーの代表作1949年デザインのYチェアをセレクトしています。「私はずっとウェグナーに憧れてきました。Yチェアをはじめ数々のウェグナーデザインを若いころから愛用しています。」と、語るポーソン。また、こう続けます。「ウェグナーがデザインする家具のプロポーション、卓越したディテール、そしてテクスチャー。これ以上の完成度は無いと思います。」
自身のプロジェクトにもウェグナーの家具を度々採用しています。無駄のない明確なラインとクラフトマンシップという点で、Yチェアとポーソンの建築は共通しています。
Discover more cases
Headquarters
Berry Bros. & Rudd HQ
セージグリーン色をアクセントに、木材、自然光、オーガニックデザインを融合させた、Berry Bros. & Rudd 社の本社社屋。デザインは、ロンドンを基盤にする建築設計事務所Mowat & Company。
Hotel
Puro Hotel Łódź
ASW設計事務所(ASW Architekci)とデザインスタジオSuperfutures(スーパーフューチャーズ)による、歴史と伝統に彩られたポーランドの街のブティックホテル。 ハンス J. ウェグナーのデザインと、モダンでシックなポストインダストリアルなスタイルが人々を魅了します。
Vineyard
Podernuovo Vinicola
イタリア、シエナの南東100 km に建つ美しいワイナリー、Podernuovo srl Società Agricola。樹齢を重ねたオリーブや、ブドウが見渡す限り広がる田園地帯に位置しています。
Restaurants
Sticks’n’Sushi, London
ロンドンのキングスロードに開業したレストラン 「Sticks’n’Sushi」。デザインを手がけたNorm Architectsは、ハンス J. ウェグナーの家具でレストラン全体に共通するアイデンティティを与えています。
Lounges
Angel Building
ロンドンのイズリントン地区の中心にあった古びた80年代の建造物を、自然素材、デイライト、そして22mのモダン彫刻をフィーチャーしたモダン建築に再生。活気あるオフィスビルが生まれました。
Residences
Villa in Cape Town
鮮やかに降り注ぐ太陽光、そして調和する白、黒、そしてグレーのモノトーン。質の高い家具が、1929年に建立された南アフリカのコテージを、統一感のあるマルチユニットのモダン住宅に再生しています。
カール・ハンセン&サンの製品を選ぶことは、単に家具を買うことと同義ではありません。それは、美しく磨き抜かれたクラフトマンシップの長く誇り高い伝統の一部になることなのです。私たちはハンス J. ウェグナーのデザインを世界で最も多く製作する家具メーカーであるとともに、アルネ・ヤコブセン、ボーエ・モーエンセン、オーレ・ヴァンシャー、コーア・クリント、ポール・ケアホルム、ボディル・ケア、安藤忠雄など、名だたる家具デザインの巨匠たちの作品も製作しています。100年以上にわたる豊かな歴史を誇るカール・ハンセン&サンは、デンマークデザインを代表する家具を世界中で販売しています。