Upholstery Foam
MAINTENANCE & CARE
ポリウレタンフォーム(PUR)のみをクッション材用のウレタンとして使用しています。PURは軽量で豊かなクッション性と復元性を持つほか、優れた耐久性を備えています。
弊社の家具が公共の場に使用される際は、耐火に関する厳しい条件を満たす必要があります。こうした場合、木綿などの天然繊維はクッション材として適しません。ということで弊社では難燃性とそうでないポリウレタンフォームの2種類を用途により使い分けています。
難燃性のウレタンフォームは、CMHR(Combustion Modified High Resilience)フォーム。難燃加工が施してあるため、下記の規格をクリアしています:
BS5852 Crib5
BS5852 Source 0+1
EN1021-1 (煙草テスト)
EN1021-2 (マッチテスト)
CMHRフォームは主に英国市場向けの製品に使用されています。
難燃性でないHRフォーム(High Resilience高弾性フォーム)は以下の規格をクリアしています:
Cal TB 117 (California Technical Bulletin)
Ordinance 211-17
AB2998
HRフォームは米国市場向けをはじめ、世界各国市場に向の製品に使用されています。
一般事項
ウレタンフォームが使用された家具は、定期的にお手入れすることが長い間お使い頂くためには不可欠です。ほこりや汚れは室内の住環境にも悪影響をもたらします。そうした観点からも定期的に家具をお手入れすることが必要です。
日常のクリーニングとお手入れ
掃除機をかけてのクリーニングをお勧めします。少なくとも週に一度は行ってください。張地に着いたシミや汚れは専門のクリーニング業者にご相談ください。
特記事項
ウレタンフォームを使用した家具は、使用開始当初はわずかに独特の臭いを発する場合があります。これは一切体に害はありません。使用していくうちに自然と消滅します。日光が直接当たる場所や、暖房器具(ストーブ、ラジエーターなど)の近くでは使用しないでください。
溶剤は絶対に使用しないでください。ウレタンフォームを破損する場合があります。同様に洗剤の原液、漂白剤、アンモニア、硬い表面を持つファブリック用の洗剤も使用しないください。
スチームクリーナーは絶対に使用しないでください。
ポリウレタンフォームは生分解しないため、使用しなくなった場合は家具のリサイクルセンターなどに処理を依頼することをお勧めします。
カール・ハンセン&サンの製品を選ぶことは、単に家具を買うことと同義ではありません。それは、美しく磨き抜かれたクラフトマンシップの長く誇り高い伝統の一部になることなのです。私たちはハンス J. ウェグナーのデザインを世界で最も多く製作する家具メーカーであるとともに、アルネ・ヤコブセン、ボーエ・モーエンセン、オーレ・ヴァンシャー、コーア・クリント、ポール・ケアホルム、ボディル・ケア、安藤忠雄など、名だたる家具デザインの巨匠たちの作品も製作しています。100年以上にわたる豊かな歴史を誇るカール・ハンセン&サンは、デンマークデザインを代表する家具を世界中で販売しています。