Elegant simplicity
When comfort and aesthetics go hand in hand
シンプルで洗練されたデザインを極めたデンマークのデザイナーデュオ、プレーベン・ファブリシャス&ヨルゲン・カストホルム。
無駄をそぎ落とした裏表のない真摯なデザインで知られています。
意匠として故意に見せた美しい接合部や真鍮の金物、そして細部に至るまで配慮されたクラフトマンシップ。
プリコチェアはファブリシャス&カストホルムの典型的なデザインの一つです。
発表されたのは1964年。
加工技術と大胆な表現が高く評価され、家具職人ギルド・家具賞(Snedkerlaugets Møbelpris)に輝きました。
この椅子のコンセプトは使用しない時に場所をとらず、しかもコンフォートに優れたラウンジチェア。
柔らかなクッションと可動式の背もたれ。プリコチェアはシンプルな外観ながら、豊かなコンフォートを作り出すエレメントに満ちています。
そしてこのチェア最大の特徴と言えるのが折りたたみ式機能。
ラウンジチェアとしては非常に希なデザインと言えます。ちなみにプリコはイタリア語で折りたたむことを意味しています。
カール・ハンセン&サン社ではすでに組み合わせが自由にできるモジュール、FK63 書棚システムを発表しており、プリコチェアはファブリシャス&カストホルムの二作目のラインナップとなります。
「ファブリシャス&カストホルムは、最高級の素材と一流のクラフトマンシップを融合することを極めたデザイナーです。
これは当社のコンセプトにも合致しています。
奇しくもプリコチェアと FK63 書棚システムはいずれも 1964 年に開催された展示会で同時に発表されたデザインです。
共通するのは木材の美しい使い方と洗練された真摯なデザイン。
同じ空間に置くことでそれぞれが美しく映える製品です。
当社の名作コレクションに二人のデザインを新たに追加できることを光栄に思っています。」とカール・ハンセン&サン社の CEO、クヌッド・エリック・ハンセン。
一見すると単なるシンプルな構造の椅子ですが、細部をよく見るとデザイナーのこだわりが伝わってきます。
フレームの素材は無垢のオーク材。
後ろ脚には床面との接点をスムーズにそしてエレガントにするために、緩やかなカーブが施されています。
そしてサドルレザーを用いたベルト状のアーム。
後ろ脚にまで伸び、椅子をより洗練されたものにしています。
またハイバックバージョン(FK10)は、麻布を張地としたヘッドレストを搭載。
サドルレザー製のベルトで固定します。そして可動式の背。高さを調節することで、より豊かなコンフォートを得ることが可能です。
2021年10月27日発売です。
FK11は、フラッグシップ・ストア東京および大阪にてご覧いただけます。
カール・ハンセン&サンの製品を選ぶことは、単に家具を買うことと同義ではありません。それは、美しく磨き抜かれたクラフトマンシップの長く誇り高い伝統の一部になることなのです。私たちはハンス J. ウェグナーのデザインを世界で最も多く製作する家具メーカーであるとともに、アルネ・ヤコブセン、ボーエ・モーエンセン、オーレ・ヴァンシャー、コーア・クリント、ポール・ケアホルム、ボディル・ケア、安藤忠雄など、名だたる家具デザインの巨匠たちの作品も製作しています。100年以上にわたる豊かな歴史を誇るカール・ハンセン&サンは、デンマークデザインを代表する家具を世界中で販売しています。