Iconic chairs designed by Hans J. Wegner
世界的に有名な椅子をデザインしたデンマークの家具デザイナー、ハンス J. ウェグナーが「椅子のマスター」と呼ばれるのには理由があります。ウェグナーは、象徴的なCH24(Yチェア)に加え、ラウンジチェアやダイニングチェアなど幅広い製品を手がけています。
デンマークの家具デザイナー、ハンス J. ウェグナーは、世界屈指の椅子デザイナーの一人であるといわれています。ウェグナー独自の表現力とデザインへのこだわりにより、ニューヨーク近代美術館に展示されるなど、世界的に評価の高い椅子を製作しました。ウェグナーがデザインした椅子の中で最も有名なCH24 (Yチェア)は、1949年にカール・ハンセン&サン社のためにデザインされ、発売が開始された1950年以降、今日まで途切れることなく生産されています。
ウェグナーは、究極の椅子を作るというビジョンに突き動かされていました。熟練した木工職人でもあったウェグナーは、細部への鋭い観察眼と、木の彫刻的な可能性に対する卓越した感覚を持ち合わせていました。ウェグナーがデザインした椅子は、有機的なフォルムとミニマルな表現で、デンマークの家具のデザイン界に革命をもたらしたのです。
それは、ウェグナーが抱く心地良い使用感や、卓越したクラフトマンシップへの妥協をみせない姿勢と、常に密接に結びついてきたのです。
同時にウェグナーは、歴史的な椅子にインスピレーションを受け、家具デザインに対する徹底的な探求心と創造的なアプローチにより、シンプルなモダンクラシックへとデザインを昇華させました。1950年に発表されたラウンジチェア「CH25」は、そのシンプルな形状と、座面に施された大胆なペーパーコードで話題を呼びました。その後CH07シェルチェアや、CH445ウィングチェア、CH468 オキュラスチェア、CH101ラウンジチェアなど、クッションパッドを使ったラウンジチェアを発表し、ウェグナーはペーパーコード座面のみならず、椅子張りの職人技術を習得していることも示しました。
カール・ハンセン&サンの製品を選ぶことは、単に家具を買うことと同義ではありません。それは、美しく磨き抜かれたクラフトマンシップの長く誇り高い伝統の一部になることなのです。私たちはハンス J. ウェグナーのデザインを世界で最も多く製作する家具メーカーであるとともに、アルネ・ヤコブセン、ボーエ・モーエンセン、オーレ・ヴァンシャー、コーア・クリント、ポール・ケアホルム、ボディル・ケア、安藤忠雄など、名だたる家具デザインの巨匠たちの作品も製作しています。100年以上にわたる豊かな歴史を誇るカール・ハンセン&サンは、デンマークデザインを代表する家具を世界中で販売しています。