Gudmundur Ludvik
グドムンドゥル・ルドヴィク
北欧のデザインとクラフトマンシップの伝統に深く根ざした作品を生み出しているグドムンドゥル・ルドヴィクは、シンプルさと複雑さのバランスに強い関心を抱いています。ルドヴィクは、さまざまな視点から課題を探求する中で自分のデザインを理解し、その中核に迫ることで、シンプルで直感的な解決方法を生み出そうと努めています。
1970年に生まれ、アイスランドで育ったルドヴィクは、幼い頃から、物がどのように構成されているかに興味を持っていました。木材とクラフトマンシップの素晴らしさに目覚め、愛情を深めたルドヴィクは、大工として修行を積み、数年間建設業界で働いた後、アイスランド芸術アカデミーで彫刻を学びました。1999年には勉学の一環としてコペンハーゲンに移り、デンマーク王立アカデミーで家具デザインを学びました。学業を終えた後ほどなくして、ルドヴィクは自身の工房である「Studio Gudmundur Ludvik」を設立し、そこを拠点に工芸、芸術、デザインの分野で活躍する機会を追求してきました。
グドムンドゥル・ルドヴィクは、異なるさまざまな分野で研鑽を重ねることで、材料の特性、製作方法、技術を熟知することとなりました。自身のスタジオの経営に加えて、2010年、ルドヴィクはかつての同僚であるヒー・ウェリングと共同で工業デザインスタジオ「Welling/Ludvik」を設立しました。今日ルドヴィクは、パートナーとしても単独でも、デザイン制作における相乗効果や多様性を活かし、デザインの再考と刷新に最適な状況を生み出そうとしています。
暮らしと仕事の拠点を20年以上もデンマークに置いてきたものの、ルドヴィクの内にはアイスランドというルーツが深く根を張っており、そのユニークな自然の織りなすコントラストと雄大さを堪能するため、今もアイスランドを頻繁に訪れています。